シフト勤務のダイエットでつまずきやすい理由の多くは、何を食べるかよりもいつ・どう食べるかにあります。
出勤前にお腹を満たしすぎて眠気や血糖乱高下を招いたり、休憩中に甘い菓子パンで急場しのぎをしてその後のパフォーマンスが落ちたり――。
本記事では、**出勤前(プレワーク)と休憩中(インワーク)**の2つのタイミングに焦点を当て、時間帯別・勤務パターン別に「太りにくい+集中力が続く」食べ方を設計します。
第1章:原則5か条(どの勤務でも共通)
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血糖の急上昇を避ける:精製小麦・砂糖単品はNG。主食は少量+タンパク質とセット。
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タンパク質ファースト:出勤前・休憩中とも、まずはタンパク質10〜25gを基準に。
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脂質は“質”で選ぶ:揚げ物を避け、魚・ナッツ・オリーブオイルなどに寄せる。
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食物繊維でスローリリース:野菜・海藻・大豆・オートミールで満腹持続。
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水分と塩分の微調整:コーヒー・エナドリ偏重を避け、こまめに水/麦茶+少量の塩分でコンディション維持。
第2章:出勤前(プレワーク)の設計図
出勤前は「エネルギーは必要だが、眠気は招かない」絶妙バランスが命。
ポイントは主食=少量/タンパク質=しっかり/食物繊維=ほどよく。
A. 日勤(朝〜夕)
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目的:午前中の集中力を保ち、昼に暴食しない土台づくり
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推奨比率:主食(炭水化物)3:タンパク質2:野菜2:脂質1
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例
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おにぎり(鮭・雑穀)1個+ゆで卵1個+味噌汁+カットサラダ
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オートミール40g+無糖ヨーグルト150g+ベリー+ナッツ少量
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全粒粉サンド(チキン・葉野菜)+豆乳200ml
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NG例:菓子パン+甘いカフェラテ(血糖急上昇→眠気→空腹の悪循環)
B. 準夜勤(夕方〜深夜)
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目的:序盤〜中盤の空腹・眠気を抑える“長持ち燃料”
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推奨比率:主食2:タンパク質3:野菜2:脂質1〜2
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例
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玄米おにぎり1個+サラダチキン+温野菜+味噌汁
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鮭の塩焼き+もち麦ご飯小盛+ひじき煮+豆腐
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蕎麦(温)小盛+納豆+温泉卵+青菜
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カフェイン:摂るなら勤務中盤まで。退勤6時間前以降は控える。
C. 夜勤(深夜帯メイン)
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目的:胃に重すぎず、長時間の眠気対策
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推奨比率:主食1〜2:タンパク質3:野菜2:脂質1
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例
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豆腐+鶏ささみスープ+雑穀パン半切れ
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オートミール30g+無糖ヨーグルト150g+バナナ1/2本
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具だくさん味噌汁(豆腐・わかめ・ねぎ)+おにぎり小1
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コツ:高脂質(揚げ物)は眠気・胃もたれに直結。避ける。
第3章:休憩中(インワーク)のバランス術
休憩は「瞬発(すぐ効く)×持続(長持ち)」の二刀流で組む。
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瞬発=少量の糖質(果物・全粒クラッカー)
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持続=タンパク質+食物繊維(チキン・ヨーグルト・ナッツ・枝豆)
15分休憩:クイック補給
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無糖ヨーグルト100〜150g+ミニバナナ
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枝豆パック+炭酸水
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ブランクラッカー+チーズ1個
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プロテインドリンク(無糖)200ml
→ 200kcal前後に収め、胃負担を最小化。
30分休憩:ライトミール
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おにぎり小1+サラダチキン(または焼き魚パック)+野菜スープ
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蕎麦半量+温泉卵+わかめ
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玄米おにぎり1+納豆+カップ味噌汁
→ 300〜400kcal目安、眠気を呼ばない軽さで。
45〜60分休憩:メイン寄り
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豆腐ハンバーグ弁当(ご飯小)+海藻サラダ
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鶏むね照り焼き+もち麦小+具だくさん味噌汁
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サバ塩焼き+雑穀小+青菜おひたし
→ 450〜550kcal。揚げ物は避け、魚・大豆を活用。
第4章:勤務タイプ別・1日の“食べ方”プラン
① 日勤サンプル
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出勤前 7:30:全粒サンド(チキン)+ヨーグルト
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午前休憩 10:30:ナッツ小袋+無糖コーヒー
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昼休憩 12:30:玄米小+焼き鮭+味噌汁+サラダ
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午後休憩 15:30:プロテイン飲料200ml+りんご1/2
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帰宅後 19:30:野菜スープ+豆腐+小皿(冷奴or卵)
→ 午後の眠気対策にタンパク質少量+果物が効く。
② 準夜勤サンプル(16:00〜24:00)
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出勤前 14:30:玄米おにぎり+鶏胸ソテー+温野菜
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休憩 18:30:枝豆+味噌汁
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休憩 21:00:ヨーグルト+ベリー+オートミール20g
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退勤後 24:30:ハーブティー+バナナ1/2(就寝前の軽補給)
→ 退勤直後は大量に食べない。睡眠の質を優先。
③ 夜勤サンプル(23:00〜7:00)
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出勤前 21:00:豆腐+鶏スープ+雑穀パン半
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休憩 1:30:おにぎり小1+サラダチキン少量
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休憩 4:30:ヨーグルト+ナッツ少量
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退勤後 7:30:オートミール粥+温泉卵
→ カフェインは3:00以降カット。退勤後は軽食→就寝。
第5章:コンビニで“迷わない”買い方テンプレ
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主食:雑穀・もち麦おにぎり/ブランパン/小盛そば
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タンパク質:サラダチキン/焼き魚パック/ゆで卵/豆腐/納豆/ヨーグルト無糖
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野菜・汁:カットサラダ/青菜おひたし/具だくさん味噌汁/野菜スープ
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間食:素焼きナッツ小袋/全粒クラッカー/小果物(バナナ・りんご)
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飲料:水・麦茶・無糖コーヒー・無糖炭酸・カフェインレスティー
入店前に“型”を決める:
おにぎり小1+タンパク質1+野菜orスープ1
この3点セットを基本形にすれば、衝動買いを最小化できます。
第6章:眠気・だるさを起こさない微調整テク
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食べ始めをタンパク質から:血糖を緩やかに。
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ゆっくり噛む(1口15回以上):満腹中枢が働き、量が抑えられる。
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塩分は“汁物で薄く広く”:むくみ予防。
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カフェインの時刻制限:退勤6時間前以降は原則オフ。
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甘味欲は“果物+タンパク質”で代替:バナナ1/2+ヨーグルト、りんご+チーズ等。
第7章:作り置き・持ち込みで“勝ちパターン”
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鶏むねしっとり茹で(塩麴少々):100gずつ個包装→休憩で即タンパク質。
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具だくさん味噌玉:味噌+乾燥わかめ・ねぎ・切干大根をボール状に→お湯で即席。
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雑穀おにぎり(小):冷凍ストック。持続エネルギーに最適。
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切るだけ野菜(きゅうり・パプリカ):スティック+ツナ水煮で満足感UP。
第8章:よくある失敗とリカバリー
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[失敗]出勤前にラーメン → だるい・眠い
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対策:汁物は味噌汁、主食は小さめ、タンパク質は鶏・魚へ。
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[失敗]休憩で菓子パン+甘カフェ → 血糖乱高下
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対策:ヨーグルト+果物+ナッツへ置換。
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[失敗]休憩を飛ばす → 退勤後ドカ食い
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対策:15分でもタンパク質+少量糖質を必ず。
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[失敗]退勤直後に大盛り → 睡眠質低下
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対策:軽食→就寝→起床後に再食の二段構え。
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まとめ:型を作れば、毎日迷わない
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出勤前は「主食小+タンパク質しっかり+野菜・汁」で集中力と持続性を確保。
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休憩中は「タンパク質+少量糖質」で瞬発×持続の二刀流。
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迷わないテンプレ(おにぎり小+タンパク質+野菜or汁)を作り、カフェインは時刻管理。
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作り置き・持ち込みで“勝ちパターン”を固定化すれば、シフト勤務でも太りにくい。
今日から、型を決める→繰り返す→微調整するの循環へ。
食べ物の選び方に一貫性が生まれれば、体重もコンディションも自然と整っていきます。

